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主婦は、働く前に雇用形態別の待遇をチェックしよう
最終更新日: 2018年8月07日
主婦から働き出す場合、近所のママがアルバイトをしているので「私もアルバイトをしよう!」といった形で働きだす人が多いです。
しかし、アルバイトや派遣、正社員といった雇用形態別で待遇や働きやすさは大きく違ってきます。
働く前に、自分に合った雇用形態を選ぶ必要があるので、ここで解説していきます。
正社員の待遇
給与
固定の月給と、ボーナスが支払われることになります。
年一回か二回程度の査定が行われて昇給・昇格することで、給与額は徐々に増えていくことになります。
労働時間
基本的にフルタイムで働きます。
所定労働時間である7時間や8時間を終えても業務が残っている場合、残業をしなければなりません。
正社員は、残業を拒否することは非常に難しいです。
休日・休暇
週休二日制を導入している企業が多いです。
週休二日制には、「完全週休二日制」と「週休二日制」があります。
完全週休二日制であれば、毎週必ず二日の休日が与えられます。
週休二日制の場合は、週によって休みが二日であったり、一日であったりします。
有給休暇や慶事・弔事休暇など、就業規定に記載されている休暇を取得できます。
社会保険
社会保険を完備している企業が多いです。
正社員として働く場合、法律で決められている社会保険に加入しなければならない基準を満たしていることがほとんどです。
加入できない場合は、企業が経費削減のために社会保険に加入していない可能性があるので、年金事務所などで相談する必要があります。
福利厚生
- 通勤手当
- 残業手当
- 資格手当
- 住宅手当
- 扶養手当
など、企業が用意している様々な手当てを受け取ることができます。
退職金制度も多くの企業で用意されています。
その他、保養施設・社員旅行なども自由に利用、参加できることが多いです。
契約社員の待遇
給与
契約内容により、月給制、時給、年俸制などになります。
ボーナスは支給されないことが多いですが、月給は正社員として働く場合よりも高くなるケースが多いです。
契約社員の昇給は契約更新の際に行われることになります。
労働時間
契約内容ごとに異なりますが、一般的には、正社員と同じ労働時間になるケースが多いです。
労働時間よりも成果が求められる契約社員の場合は、非常に短時間労働が可能な場合もあります。
休日・休暇
契約内容に準拠することになりますが、正社員が週休二日制を導入している場合、同じように週休二日制なることが多いです。
有給休暇、慶事・弔事休暇、なども正社員と同じように与えられることが多いです。
社会保険
契約内容によりますが、基本的に社会保険完備の企業が多いです。
福利厚生
以前は、正社員と契約社員で福利厚生を別にしていることも多かったのですが、今は同じ福利厚生を受けられることが多いです。
「社員登用制度あり」というものに関しては、良い人材がいれば社員にするケースもありますが、あまり期待しすぎないようにしたほうがよいでしょう。
派遣社員の待遇
給与
時給制。
契約更新時に昇給の可能性があります。
ボーナスは基本的にありません。
労働時間
フルタイムで働くケースが多いです。
残業は正社員に任せることが多いので、派遣社員の残業は少ない傾向にあります。
ただし、残業がまったくないということではありません。
休日・休暇
週休二日制を導入する企業が多く、休日出勤などもほとんどないです。
有給休暇、慶事・弔事休暇、なども正社員と同じように与えられることが多いです。
社会保険
大手派遣会社から派遣されていれば、社会保険は完備になっていることが多いです。
福利厚生
派遣会社が用意している福利厚生が適用されます。
派遣社員については、「主婦から派遣社員になるメリット、デメリット」で詳しく説明しているので、こちらもチェックしてみてください。
フリーランスの待遇
給与
契約次第できまります。
契約社員に比べても報酬額の変動は非常に大きいので、能力や技術が高い人の場合は、正社員に比べて非常に高い報酬を得ることができます。
逆に能力や技術が低いと、アルバイト以下の報酬しか貰えない場合もあります。
労働時間
労働時間は自由です。
長く働いた方が報酬が増えるということであれば、24時間働くことも可能です。
一人でフリーランスをする場合は、自由に労働時間を決定できます。
休日・休暇
契約を結んだ仕事さえ完了していれば、休日・休暇は自由に取得可能です。
勤務場所も特に固定されていないことが多いので、仕事と休みの境界線があいまいになってしまうことがあります。
社会保険
法人化していない限り基本的に、国民健康保険と国民年金に加入します。
労災、雇用保険には、従業員は加入することができますが、事業主は加入できません。
福利厚生
福利厚生も自己責任の範囲で用意することになります。
必要がなければなくてもよいです。
アルバイトの待遇
給与
時給制や日給制が多いです。
昇給は、定期的に行われているケースや店長などの判断で独自に行われるケースもあります。
労働時間
アルバイト契約を結ぶ際に、労働時間が決まります。
フルタイムで働くことは少なく、3時間、5時間といった短時間労働が多いです。
月初や週のはじめのシフトを組む段階で、労働時間を変えることができることも多いです。
休日・休暇
シフトを組む際に、休日にしたい日を開けておくことで休むことができます。
アルバイトの人数が少なく、忙しい職場では休みをとることが難しい場合もありますが、基本的には自由に休むことができるといえるでしょう。
社会保険
短時間で日数も少ない場合は、労災以外の社会保険には加入しません。
しかし、正社員並みに働いていると、社会保険への加入が必要になります。
福利厚生
正社員と同じ福利厚生を受けられる場合もありますが、基本的には正社員よりもかなり見劣りする福利厚生しか用意されていないと考えておくべきでしょう。
交通費や資格取得手当といった、様々な手当てもアルバイトの場合、もらうことができないケースが多いです。
まとめ
主婦から働き出す人には、なんとなく雇用形態を決めてしまう人が多いです。
しかし、雇用形態によって待遇や働き方は大きく変わってきます。
自分の理想とする生活や希望する給与額に合わせて、雇用形態を選ぶようにしましょう。