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子育て主婦が面接でよく聞かれる質問と答え方
最終更新日: 2018年8月07日
子育て主婦は、学生の時の就職活動対策だけで十分面接に対応できるのでしょうか。
正直それだけでは、子育て主婦の面接対策としては不十分です。
同じ就職活動の面接でも、学生の時の面接と子育て主婦の面接は、別物だと考えたほうが良いでしょう。
学生の時ならば、面接官の質問の内容は学生本人の事についてがほとんどです。
しかし、子育て主婦への質問で面接官が重点を置くのは、子供の事になります。
面接官は、子育て主婦を採用するにあたり子供の対策をとても重要だと考えています。
子育て主婦が、自分一人だけで子供を育てながら仕事をするのは、限界がある事も理解しています。
そのため、
- 「仕事の時に預け先があるのか」
- 「子供が体調を崩した時などの対応はどうするのか」
- 「仕事に出ることに家族は理解を示しているのか」
などの質問が必然的に多くなってきます。
それぐらい子供への対策は重要であり、その質問への返答内容で合否が左右されると考えても良いぐらいなのです。
では、子育て主婦が面接で、実際にどのような質問を受けているのか、1つずつ一緒に見ていきましょう。
パート・正社員共によく聞かれる質問
子供が体調を崩した時などの対応は、どのようにされるのですか?
この、質問はほとんどの企業で聞かれるでしょう。
実家などが近く両親など見てくれる人がいる場合は、問題ないです。
しかし、近くに身内で頼る人がおらず、体調を崩した時の預け先も他に用意できてないという場合、採用してもらうのは、ほぼ無理でしょう。
企業側も子供は、体調を崩すものだという事は理解しています。
しかし、預け先も用意せず、たびたび休まれる事が予想できる人をわざわざ採用しようとは、思いません。
実際、子持ちで仕事をされている主婦の方たちは、企業に迷惑をかけない為にも、ファミリーサポートや病院育児などの預け先を見つけてから面接を受けられています。
このサイトの「子育て主婦が仕事を始めようとしたときにぶつかる壁(兼業主婦が活用している子供の預け先)」の中でも書いているように、体調の悪い子供を安心して預けられる施設を見つける事は、これから働こうとしている主婦にとって非常に大事な事です。
面接を受けるまえにきちんと預け先をみつけておきましょう。
子供の学校などの行事が仕事と重なった場合どうしますか?
質問の返答として「行事には、参加しません。」や「仕事よりも行事を優先させます。」など偏った返答をする事はよくないでしょう。
この質問の答えとしては、学校行事日程が、前もってお知らせが来ることが多いならば、
「事前に申請し調整が可能な場合は、行事に参加したいと思っています。」
しかし前もってお知らせがこなかった場合などは、
「調整が難しい場合や急遽、決まった行事などは、企業にご迷惑をおかけするので仕事を優先したいと思っています。」
などと、きちんと事前に申告する事、いざという時は、仕事を優先する事などを踏まえて答える事が大事です。
また、行事についても家族と事前に話し合い子供にも理解を得ているという事をつたえるのもよいでしょう。
企業側からすると、家族は納得されているのかという事も確認できると有難いからです。
家族は、仕事に理解を示されていますか?
上の文章でも書きましたが、主婦が一人で子育てをしながら仕事をする事はとても大変な事です。
それは、企業側も理解しています。
そのため、「家族にはまだ仕事の事は言っていません。」や「夫は反対しないと思います。」などの答えだと、この人はもし反対されたら直ぐに辞めてしまうのではないか、と企業側も心配になります。
実際、面接に合格をして、旦那さんに就職が決まったことを伝えたら反対されて働けなかった、という話もよく聞きます。
専業主婦だった人が働きに出るという事は、本人だけではなく家族みんなの生活にも変化がでてくるため、反対される事も頭に入れておかなければなりません。
企業や家族に迷惑をかけないためにも、就職活動を始める前にきちんと仕事について、家族と話し合っておく事が大事です。
残業はできますか?
子供が小さければ小さいほど保育所や幼稚園のお迎えの時間もあり残業する事は、難しいです。
しかし、採用されたい一心で軽はずみに「残業できます」と答えると採用された後に残業を頼まれても断る事が難しいでしょう。
逆に「残業はできません」と言い切る事も採用者側からすると融通が利かなそうだと捉えられてしまい、あまり良い印象を与えません。
こういった場合は、「毎日の残業は、子供が小さいため難しいです。しかし、残業のある日を事前にお伝えいただければ対応できるかもしれません。」と答えを濁しておくこと良いでしょう。
土曜日・日曜日の出勤は可能ですか?
一般職だと土・日がお休みという所も多いと思いますが、接客業やサービス業は、平日よりも土・日の方が忙しく、「土・日の出勤は可能ですか?」という質問を聞かれる事も多いです。
この場合も、「大丈夫です。」と軽はずみに答えて、いざ採用されてから「土・日の出勤は無理です。」という事になると会社側にも迷惑をかけます。
逆に「絶対に無理です。」と言い切るのもあまりよくありません。
「土・日の出勤は、子供が家にいるため難しいと思います。しかし前もって伝えていただければ主人に子供をみてもらい出勤する事が可能かもしれません。」と伝えておくのが無難でしょう。
また、どうしても土・日の出勤が難しいなどの場合は、就職先を探す際に接客業やサービス業以外の土・日がお休みの職種を選ばれる方が良いと思います。
職場までの通勤手段は?
この質問の意図は会社までの通勤手段を確認するために行われます。
正社員は交通費が支給される事が多いですが、パートは交通費が支給される事がほとんどなく、「車や電車で来た場合交通費は自己負担になりますが大丈夫ですか?」と質問される事も多いでしょう。
パートは、あまりにも会社までの距離があると交通費が大きな負担になる事は、頭に入れておきましょう。
また、交通費が支給される正社員でも会社までの距離が遠い場合、交通費を全額支給してもらえない場合もあります。
会社までの距離があり交通費の支給額が気になる場合は、事前に確認しておいた方がよいでしょう。
体力は、大丈夫ですか?
日々、子育てや家事に追われている主婦が仕事を始めると、今まで以上に体力が必要になってきます。
仕事には、立ち仕事が多い職種もあれば、重い荷物を運ぶ職種もあります。
「体力は、大丈夫ですか?」という面接官の質問の意図は、家事や育児と仕事の両立は大丈夫かという事と、仕事に差し支えない体力があるのかを確認したいと思っています。
持病などないかという事も一緒に確認したいと思っています。
例えば腰痛をもっているのならば、面接の際に「腰痛持ちのため、できれば荷物運び以外の職種を希望したい」ときちんと伝えておく方が良いでしょう。
パート勤務によく聞かれる質問
週何日勤務できますか?
仕事を始めてすぐは、家事と仕事の両立に誰もが苦労します。
そのため、疲労がたまる事も多くなるでしょう。
勤務日数の希望が聞いてもらえるのであれば、はじめは無理のない程度で仕事を入れると良いでしょう。
仕事にも慣れもう少し働く日を増やそうと思った時に、少しずつ働く日を増やしていく方が負担にならず長く仕事を続けることができるでしょう。
1日、何時間くらい働く事できますか?
帰宅してからも子育てや家事に追われる主婦にとって、勤務時間が決まっている事がとても重要になってきます。
しかし、この質問を受け「〇時~×時までの時間で働きたいです。」といいきる事は、あまりよくありません。
この場合も「〇時~×時までの時間で働ける事を希望しますが、多少の調整は可能です。」と少し言葉を添えるだけで
「融通が利かない」 → 「臨機応変に対応できる」
と、印象を変える事ができます。
また、幼稚園や保育所などのお迎えがある場合は、「子供が帰ってくるので、○○時には必ず家に帰っておきたい」と、面接の時にきちんと伝えておくと、後からトラブルにならないでしょう。